2024年、横浜ベイスターズ日本一。
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ボクは、横浜スタジアムにいた。
現地で見届けることができた。
開幕2連敗。
2017年のソフトバンクとの日本シリーズを思い出してしまった。
「ああ、今回もか……」と思ってしまった。
でも、どこかで感じていた。
前回とは、負け方が違う。
“光明”は見えていた。きっとやってくれるだろう、と。
そして、敵地での3連勝。
「もしかしたら」──その予感が、次第に確信に変わっていった。
そして、横浜スタジアムに帰ってきた。
あの空気の中で、あの高揚感の中で、ベイスターズは大勝で決めた。
最後の勝ち方までベイスターズらしかった。
胴上げの瞬間。
番長が、空へ舞ったその瞬間に、涙が溢れた。
長かった。
本当に、長かったなあ……。
三浦大輔。
1991年、大洋ホエールズにドラフト6位で入団してから、ずっと横浜にいてくれた。
FA権を使っていれば、200勝も夢じゃなかった。それでも「横浜が好きだから」と言って残ってくれた。
日本一の監督として、空に舞う日が来た。ボクらが待ち望んだその瞬間が、確かに訪れたんだ。
筒香嘉智。
帰ってきてくれて、ありがとう。やっぱり最後は筒香が決めてくれた。
アメリカに行く前に筒香嘉智とともに見たかった景色。
あの時とはメンバーも変わってしまったけれど、見ることができて本当によかった。
言葉にできないほど、ありがとうを伝えたい。
桑原将志。
このシリーズは、間違いなくクワのものだった。
打って、走って、守って、声を出して、誰よりも輝いていた。文句なしのMVP。
クワがいなければ、きっとここまでここまでこれなかった。
歴代でナンバーワンの「ハマの特攻隊長」だ。
森敬斗、梶原昂希。
若い2人の活躍に、未来の光が見えた。
これからのベイスターズを担っていく存在だと、そう信じさせてくれる。
未来のベイスターズが強くなっていくだろうという確信を感じた。
2017年組が、この舞台に立ち、躍動する姿を見て、涙が止まらなかった。
あの時の悔しさが、ついに報われたんだ。
現地だったので後から知ったけれど、解説席に中畑清がいるのも泣ける。
中畑清が涙に詰まっている映像を見て、また泣いた。
日本一って、こんなに嬉しいんだなあ。
あの瞬間、スタンドで声にならずに、涙を流してしまった。
これまでの辛く苦しい時間が、すべてが報われたような気がした。
ボクらは、ずっと待っていたんだ。
苦しくて、悔しくて、それでも信じて待っていた。
そしてようやく、夢が叶った。
2024年、日本一。
ありがとう。横浜ベイスターズ。
ありがとう。番長。
ありがとう、すべての選手たち。
長かった、長かったなあ──。本当に長かった──。
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