2026年、シーズン開幕
長い冬だった。いつもそうだ。 野球のない季節は、ボクにとってどこか色褪せた日常の繰り返しで、街を歩いていても、なにかが足りない。 スタジアムの、あの歓声。 潮風。スタンドに広がる、青い、青い景色。 それが、ようやく帰ってきた。
日本一の熱狂。
あの歓喜の瞬間から、ボクらはもう次の夢を見ている。
リーグ優勝──。
まだ届いていない、最後のピース。
27年ぶりの頂に向かって、またこの場所に戻ってきた。
今年も、開幕戦を現地に見にきた。
いつもの席。いつもの景色。けれど、気持ちはまったく違う。
昨年の涙を超えるために。
昨年の歓喜を、もう一度味わうために。
いや、それ以上の景色を、今度こそ手にするために。
そして、開幕戦──
\横浜優勝/
最高だった。完璧だった。
誰かひとりじゃない。満遍なく、みんなが打った。
点が入るたびに、周りの人とハイタッチして、叫んで、拳を突き上げた。
「強い」じゃない。「頼もしい」ベイスターズが、そこにいた。
そして最後は──
597日ぶりのマウンドに、入江大生が戻ってきた。
ずっと待ってた。ずっと見たかった。その姿を。
そして、しっかりと試合を締めくくった。
2025年の物語が、ここから始まった。
さあ、いこう。
このまま、声が枯れるまで叫び続けよう。
優勝まで、全力で駆け上がっていこう。
また、このチームとともに、夢を見る。
今年こそ、リーグ優勝を掴みにいこう。
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